知人が保管していた、コンパクトな MicroATX、ISAバス搭載の自作機です。
【Edc296】

出品前、持ち込まれた付属OS、
Windows98 Second Edition
※以降「Windows98SE」と表記
そして、
MS-DOS Ver.7.10 ／「Windows98SE」から取り出した「DOS」部分(FAT32対応)
※以降「DOS」と表記
などをインストールして再チェックを行いました。
（詳細は下記参照）

DOS環境で一般的な、
640×480
表示だけでなく、
800×600
での動作も(ディスプレイドライバ「DISPV」使用)、
CADソフト：JW_CAD
ファイル管理ソフト：FD
日本語入力：DOS付属のFEP(「WXII」のOEMと思われます)
※その他(マウスドライバ、メモリ表示ソフト、キャプチャーソフト、……)
などで確認できました。
（DOSでの「800×600」表示は本体(主にビデオ関連？)との相性があるそうで、表示の場合も多いとの事）

システムの保存(バックアップ)・復元(リストア)の方法については、落札後の取引ナビでも詳細をお知らせします。



ケーブルの取り回しなども含め、すっきりときれいに組まれていて扱いやすいと思います。老眼の進んだ私にはとても無理ですね(苦笑)。
（カードやメモリを取り付けるくらいは何とかできますが…… それ以外はもう恐くてできません）


なお、筐体前面下部にある、
USB端子
サウンド端子
については、マザーボード上に該当ヶ所がないため未接続です。

基板上に「USB」「AUDIO」端子はありますが、標準化(？)される前の古い規格のためと思われます(ISAバスがある頃ですので……)。
（マニュアル(PDF)にピン配列の記載があるので、別途、ピン配列の変換ケーブルを介せば使用できるかも？）

あと、持ち込まれた付属品(アップした画像参照)、
内部背面用ファン
内部CPUカバー(？)
※いずれも取り付けネジ付属
などについては、マザーボードと合わないため外されたもののようです。
（「Core2」の頃の筐体のようなので……）

これらも送る場合、発送サイズ(120サイズ)の関係から、
プチプチ(帯電防止タイプ)で２重に包んで筐体内部へ入れる
※筐体内へ入れるのは少々心配なのですが……
を行う予定です。どうか、ご了承下さい。
（ご不要な場合はこちらで処分します）

ちなみに、筐体の、
5インチベイ ×2 ／ 一般的に光学ドライブ取り付け
3.5インチベイ×1 ／ 一般的に FD・MOドライブなど取り付け
にはプッシュボタンが付いており、ネジ不要で固定できます。


以下、大変な長文になりますが、多少でも参考にして頂ければと…… 知人から伝えられた事・チェックした事など、念のため全てお伝えするようにしています。
（ご不要な部分は、読み飛ばすか無視して下さい m(_ _)m ）


我が家へ持ち込む前、
内蔵電池(ボタン電池：CR2032)を新品と交換
CPUのシリコングリスを塗り直す
を行ってもらいました。

仕様については、知人から渡された控えより(確認できるものは当方でも再確認)、
マザーボード：MS-6368（MSI）
※コンデンサの膨張や液漏れなど全くなし
CPU：Celeron 1.2GHz（intel）Tualatin仕様
※Tualatin仕様 Celeronなので、取付マザーボード・表示ソフトによっては、
「PentiumIII」と表示される事もあるようです
（キャッシュメモリが Coppermine仕様 PentiumIIIと同じに増量のため）
メモリ：512MB ／ PC133仕様 256MB×2枚
※「Windows98SE」で認識できる最大メモリ
HDドライブ：80GB ／ 4D080H4（Maxtor）
DVD-R/RWドライブ：ND-3500A（NEC）
FDドライブ：D353T5（MITSUMI）Newtronics Co.,Ltd.
※入手先の業者からは「3モード」対応と言われたようです
電源：400W ／ LW-6400H-4（EVER GREEN）SilentKing4
※IDE(4pin)電源×3、SATA(15pin)電源×2×2 なので、
SATA(15pin)電源 → IDE(4pin)電源×2分岐ケーブル
を別途取り付けて(5台までの)IDE機器に対応
などになります。

知人によると、最近のマシンはもちろんの事、Pentium4以降のものでも、
EMSが確保できない
DOSのメモリ管理ソフト自体が使えない
・・・・
などの問題があり、特に DOSではまともに使えない事が多いそうです。
(PentiumIIIの頃でも？ マザーボードやビデオカードの問題？ 相性？)


BIOSの変更点は、起動順序、
Floppy → HDD-0 → LS120
を、
Floppy → CDROM → HDD-0
※FD起動、CD起動を確認しやすい設定
のみです。

ちなみに…… 当方に持ち込まれた時には、仕事用のバックアップとして確保したもののためか、サウンド・LANなどは BIOS上でオフになっていました。
（念のためオンにして動作確認済み）


付属品については、業者からの入手時に付属していた、
Windows98SE プロダクトキー
バックアップになりますが、
CD-R：Windows98 Second Edition
CD-R：MS-6368 添付CD
※同社製の複数のマザーボードに対応したもの？
ディスク内の「Driverlist.txt」「OSFolder.txt」から、
Windows95～XP
に対応しているようです
そして、動作の再チェック時に使用・作成した、
FD：起動ディスク
※イメージファイル保存・復元ソフト含む
CD-R：MS-6368 ドライバ・マニュアル
※当時(？)サイトからダウンロードしたと思われる業者持ち込みの、
BIOS ／ 最終Update？
ドライバ ／ Win98SE・2000用の各Chipset・VGA・Audio・LANドライバ
マニュアル ／ PDFファイル(80ページ)
などを当方で解凍して CD-Rへ入れておきました
（動作チェックは、添付CDの方を使用）
CD-R：各種ソフトウェア
Windows98SE USB Mass Storage Device Drivers
※「Windows98SE」で USBメモリが使えるようになります(確認済み)
DirectX 9.0C
※「Windows98SE・2000・XP」で使える最終のバージョン
（すでに Microsoftサイトにも無い(？)ようなので入れておきます）
IE6 SP1（InternetExplorer6 SP1）
※「Windows98SE・2000」で使える最終バージョン
（すでに Microsoftサイトにも無い(？)ようなので入れておきます）
Adobe Reader 6.0 日本語版
※「Windows98SE～XP」まで対応しているので重宝です
（IE 5.01以降が必要）
DVD-R：システムのバックアップ ／ Ｄドライブにあるイメージファイル
00.DAT ：フォーマットした 01.DAT ：Windows98SE をインストールした 02.DAT ：Windows98SE ＋ ドライバ をインストールした DOS.DAT：DOS ＋ JW_CAD(その他) をインストールした さらに、
電源ケーブル ／ 3芯→2芯アダプタ付属
カード(PCI・ISA)固定ネジ×4
※筐体付属パーツでネジは不要のようですが…… 念のため持ち込まれました
DVD-R/RWドライブ添付CD(nero 7 ESSENTIALS)と説明書
※添付CDは全くの未チェック
あと、上記した(ご不要な場合はこちらで処分します)、
内部背面用ファン
内部CPUカバー(？)
※いずれも取り付けネジ付属
になります。


動作については、
電源スイッチオン
パワーランプ点灯を確認
マザーボード上のスピーカーから起動音が鳴る
アクセスランプ点滅を確認
リセットスイッチの動作も確認
の後、
FDドライブから起動
HDドライブをフォーマット ／ Ｃドライブ：20%、Ｄドライブ：80%
※Ｃドライブへのシステムインストール、Ｄドライブへのバックアップ後は、
Ｃドライブ：使用領域(357MB)、空き領域(14.9GB)
Ｄドライブ：使用領域(728MB)、空き領域(60.3GB)
と空き容量は十二分です
（Ｄドライブには、3種類のシステムイメージファイル）
スキャンディスクで、「Ｃドライブ」「Ｄドライブ」にエラー無し
※Windows上からの「スキャンディスク」でも正常なのを確認済み
そして、
DVDドライブから Windows98SE CD を起動
HDドライブへインストール
HDドライブから Windows98SE 起動
を確認後、FDドライブから、
起動ディスク
で起動し、
Ｃドライブ(システム)のイメージファイル
※「イメージファイル名：01.DAT」
をＤドライブへバックアップ。
（Ｃドライブをフォーマットした
この時点で、
システムのプロパティ
デバイス マネージャ
では、サウンド・LAN関連がドライバをインストールしていないため「？」に
なっています(ビデオは OS標準のため16色表示まで)。
（持ち込まれた時のように、BIOS上でオンボードのサウンド・LANをオフにすれば「？」は消えます）

もし、
別途、カード(ビデオ・サウンドなど)を取り付けたい
場合、イメージファイル、
01.DAT
へ復元(リストア)後、対応ドライバをインストールした方がいいですね。
（そのため、このイメージファイルを作成）


次に、
CD-R：MS-6368 添付CD
を入れると、自動起動(オートラン)し、
VIA Chipset Drivers
VIA KLE/PLE133 VGA Driver
Realtek Network Drivers
VIA AC97 PCI Sound Drivers
のドライバインストール画面が表示されますので、順次クリックしてインストールして行きます。

ちなみに…… サウンド(Sound)・LAN(Network)などでは、
Windows98SE CD
内のドライバも使うためか、インストール途中で「Windows98SE CD」を入れるように促されるため、前もって、
Ｄドライブの適当な場所に「win98」フォルダをコピー
※インストール後に削除
しておき、表示が出た際に該当フォルダを指定する方が、繁雑な CDの入れ替えなどを行わなくていいと思います。

それから…… LAN関連をインストールすると、
起動が遅くなる(ネット接続を確認しているため？)
サポートの切れた Windows98SE でのネット接続は「極めて危険」
なため、LAN関連(Realtek Network Drivers)のみインストールしないで、FDドライブから、
起動ディスク
で起動し、
Ｃドライブ(システム)のイメージファイル
※「イメージファイル名：02.DAT」
をＤドライブへバックアップしました。

もちろん、念のため、
LAN関連ドライバインストールして正常に認識しているのを確認
Linuxの LiveCDを起動、ネット接続を確認
などを行っています。

使わない機能であれば、(持ち込まれた時のように)BIOS上でオフにするのがお薦めです。

あと、
CD-R：各種ソフトウェア
に入れた、
Windows98SE USB Mass Storage Device Drivers
※Windows98SEにて USBメモリを使用できるドライバ
をインストールして、USBメモリの読み書きができる事も確認しました。
（Windows98SEの基本機能では USBメモリに対応していないので、気になる場合はご利用を控えて下さい(大丈夫とは思いますが……)）


さらに、一旦「00.DAT」にてフォーマットした MS-DOS Ver.7.10 ／「Windows98SE」から取り出した「DOS」部分(FAT32対応)
各種ソフトウェア
の環境をインストール、同様にして、
Ｃドライブ(システム)のイメージファイル
※「イメージファイル名：DOS.DAT」
をＤドライブへバックアップ。

通常の MS-DOSだと、認識できる HDドライブの容量が 2GBまでだが、Windows98SEから取り出した DOSだと「FAT32」対応のため最大128GBまで対応との事。

上記しましたように、DOS環境で一般的な、
640×480
表示だけでなく、
800×600
での動作も確認できました。
（設定などの詳細をご希望であれば、落札後に「取引メッセージ」からご連絡下さい）


Ｃドライブ(システム)のイメージファイル作成は、それぞれ、最もシンプルな （少しでも余計なものが残らないように、スクリーンショットの撮影や、チェック用ソフトをインストールする前に実行）

なお、システムのあるＣドライブは、違う容量のHDドライブと交換しても復元できるように、セクタサイズを指定してフォーマットしてあります。

その外、
解像度の変更
サウンド出力の確認
USB端子チェックのため USBメモリを接続してデータを移動
LAN端子チェックのためインターネット接続を確認
※「Windows98SE」は危険なので、Linuxの LiveCDを使用
・・・・
「Superπ」を使用しての負荷テスト
・・・・
「Memtest 86+」を使用してのメモリテスト
※連続５回以上（実際は一昼夜）繰り返してチェック。
などを行い、問題が無い事を再確認してあります。

もちろん、
PCIバス
ISAバス
についても、１つ１つカードを入れてチェック済みです。

それから、Ｄドライブにあるイメージファイル、
00.DAT ：フォーマットした 01.DAT ：Windows98SE をインストールした 02.DAT ：Windows98SE ＋ ドライバ をインストールした DOS.DAT：DOS ＋ JW_CAD(その他) をインストールした を入れた DVD-Rディスクを作成。

最後に、
Ｄドライブ内のイメージファイルから、Ｃドライブ(システム)の復元
DVD-Rディスク内のイメージファイルから、Ｃドライブ(システム)の復元
などを確認しました。

参考までに…… Ｄドライブからの、
フォーマット Windows98SE への復元（02.DAT）
DOS への復元（DOS.DAT）
は、それぞれ、
約 1秒
約 55秒
約 4秒
でした。


出品するにあたり、出来るだけの動作チェックを行なったつもりですが…… 何分にも、昔のものですので、大変申し訳ありませんが、ノークレーム、ノーサポートの現状渡しという事でお願いいたします。


【 発送について 】
ゆうパック（おてがる版）／ 120サイズ
で送ります。


【 オークションの対応について 】
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