ＹＡＭＡＨＡ ヤマハ
ＣＤＸ－２２００
1986年発売 【商品の説明】 【商品の特徴】
CDX-2200は、Hi-bit DIGITAL(ハイビット・デジタル)テクノロジーを標榜したマルチビット方式で、デジタルの解像度ともいうべき精度を追求した設計。デジタルフィルターには、サンプリング周波数を176.4kHzに変換する４倍オーバーサンプリングのものが搭載され、合わせて量子化レベルも通常の16ビット分解能から、18ビット分解能へアップされ、4倍オーバーサンプリングにより時間軸で4倍の精度を、さらに「18ビットのハイビットＤ/Ａ変換システム」で振幅軸状に4倍の精度が確保され、通常の16ビットＤ/Ａ変換システムに比べ，4倍×4倍＝16倍の分解能を実現し、S／N比115dB、ダイナミックレンジ100dB歪率0.002％のすぐれた性能を達成。

CDX－2200で新開発・搭載されていた「ハイビットＤ/Ａ変換システム」は，小信号の時に歪が大きくならないよう、Ｄ/Ａコンバーターの直線性のよい歪の少ない部分でＤ/Ａ変換が実行されるものでハイビットデジタルフィルターの18ビット出力を有効に利用し，16ビットＤ/Ａコンバーターを実質18ビット動作させるものでした。Ｄ/ＡコンバーターはＬ・Ｒ独立のツインで搭載し、ローパスフィルターにダイレクトに接続。ローパスフィルターには，高域に対しては、ゆるやかなカットオフ特性を持つ５次ニューアクティブ型 が搭載され、高域のクリアな再生を実現し、低域に対しては全段直結のＤＣアンプが搭載。

「ハイビットＤ／Ａ変換システム」には、20ビット演算による，純デジタルコントロール式のデジタルボリュームが搭載。これは，CDX－2200がCDプレーヤーとして初搭載で、 このデジタルボリュームは、120dBのダイナミックレンジを実現し、0.4dBステップで240ポイント－∞～０dB間で、高音質・高精度のアッテネーションを実現。

デジタル・サーボ部、オーディオ部、電源部における電気的・機械的振動による相互干渉を防ぐために，それぞれ独立の回路基板で組むセパレートシート構成を採用。電源部は、デジタル・サーボ部とオーディオ部に独立して大型の電源トランスを搭載した２トランス構成。さらに，負荷電流の変動幅以上の電流を制御トランジスタに流し、Ａクラス動作させることにより、一定電圧を保ち電源ノイズの少ないクリーンな電力を回路に供給する「シャントレギュレーター電源」をデジタル部とアナログ部それぞれに搭載。

ピックアップメカには、リニアモーター採用の新開発のリニアトラッキング方式の新メカユニットを搭載。この新メカユニットでは、8ビットマイコンが各曲の頭の位置をポテンショメータの位置に置き換えることで記憶し、光ヘッドをリニアモーターで高速移動させて高速アクセスを実現したもので、ディスク最内周から最外周への最長フィード行程でも0.8秒という最高レベルの高速アクセスを実現し、高フィーリング、高操作性を確保。
（カタログより抜粋）

【商品の 下記のメンテナンスを施してますので、トレイの開閉はスムーズで、再生は問題なく正常に機能してます。トラック再生も正常です。音飛びもありません。

このモデルは、トレイを開閉する際にサポートするローラーゴム(４個)とデッキメカの防振用に取付けられている樹脂製のマウントの劣化により、トレイの開閉が出来なくなるケースが多いのですが、代替品(シリコンゴム）にて交換していましたので、トレイの開閉はとてもスムーズです。また、ピックアップをマウントしている樹脂製のゴムも劣化することによってトレイとCDが干渉をして擦れ音が発生することがありますが、これもシリコンゴムに交換してますのでその心配はありません。

電源基板・オーディオ基板・サーボ基板・コントロール基板上の電解コンデンサーを、ニチコンの高級オーディオ用で定評のあるFG・ES・KWシリーズに交換しています。また、電源部の平滑コンデンサーはニチコンのKGシリーズに交換しています。正常に音が出ていても、音の劣化、ノイズの原因になります。ある程度年月が経過した場合は交換が必要になります。

このモデルは、1986年の第2回長岡鉄男のダイナミック大賞ＣＤプレーヤー部門で大賞に選ばれています。また、同じ時期に100周年記念モデルのCDX-10000()を発売していたために、その陰に隠れてあまり存在感はありませんでしたが、当時他のメーカーはこのCDX-2200の価格帯は、フラグシップモデルでしたので、この機種も十分にフラグシップモデルとしての実力は備えています。ヤマハビューティーといわれるとてもナチュラルなサウンドを聴かせてくれます。

外観ですが、フロント部分・カバーの所々に線傷・擦り傷があり、目立つ部分についてはタッチペンで修正しています。その他機能を損なうような醜い目立つ傷はありません。

新品ではないので、その他、全体的に経年変化に伴う、多少の汚れやすり傷、機能の低下があるかと思いますが、ご了承ください。

【メンテナンスについて】 トレイベルトを新品に交換。

電源基板・オーディオ基板とサーボ基板の基板上の電解コンデンサーを、ニチコンの高級オーディオ用で定評のあるFG・KW・ESシリーズに交換。電源部の平滑コンデンサーはKGシリーズに交換。

このモデルに多い、トレイを開閉する際にサポートするローラーゴム(４個)と劣化がありましたので、代替品(シリコンゴム)ですが、新品に交換。

デッキメカの防振用に取付けられている樹脂製のマウントも劣化していましたので、同じ代替品(シリコンゴム)にて新品に交換。また、ピックアップのマウントもシリコンゴムに交換。

トレイレールとリニア駆動部エレクトロニッククリーナーにて清掃して、ミシンオイルを塗布。

ピックアップレンズをエレクトロニッククリーナーにて清掃。

RCA端子・電源プラグ等の接点を接点復活剤にて清掃。

その他、内部・外装を清掃。

【付属品等】
リモコン・取扱説明書は付属していません。

【商品の